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御前崎・駿河湾の地震について
御前崎付近や駿河湾で最近発生したM4クラスの地震の解説をします。
8月末から9月初めに御前崎の深さ10kmで群発地震。最大地震は2015.9.1 00:29 M4.3 h10 (年月日時分Magnitude 深さdepth)
南北方向の引っ張り力で起こりました。
9月8日には駿河湾で2015.9.8 20:22 M4.6 h23
北西-南東の引っ張り力、北東-南西の圧縮力で横ずれの断層
(この断層はほぼ垂直の亀裂面を持ちます) をつくりました。
これらはプレート境界の地震ではなく、御前崎の震源はその境界より上、駿河湾の震源は境界の下のフィリピン海プレートの内部に位置します。
岩盤の中に働いている力がやや複雑です。各所で岩盤のねじれが発生しているようです。
岩盤に力が加わって、岩盤のねじれが大きくなり、ずれの亀裂(断層)をつくるのが地震です。
力とはどのようなものか、どのようにねじれが作られるかを、これから少しずつご説明してまいります。
今日は、プレートの境界だけ考えていたのでは考察が不十分であることをご理解下さい。
佃 為成
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